世界の郵便ポスト


★ オランダ編 ★

   《アムステルダム、ユトレヒト、フォーレンダムで見かけた郵便ポスト》

スキポール空港内で見かけたポストです。 右側の差入口は、郵便番号で示したエリア内を、左側の差入口は、当該郵便号以外の地域宛を投函することで二口に分けています。また、差入口の高さは、1,100mmを平均値としています。 横から見たポストです。

ユトレヒトのドーム塔近くで見かけたポストです。 左側の差入口は、右側の差入口に記載している郵便番号以外の郵便物を投函するよう記載しています。 取集回数は1日1度が一般的であり、中央の曜日は、次回に取集する曜日を示しています。この場合、次回は金曜日の18:00に取集しますと記載されています。

フォーレンダムで見かけたポストです。 現在、上のオレンジ色のポストに切替中ですが、これは旧式の二口ポストです。 取集は午後5時から午後9時で1日1度が一般的であり、「6」は取集時刻を示しています。

スキポール空港の出発ロビー近くで見かけたポストです。 利用の少ないポストは差入口は一口です。 真中にポストを開閉する鍵穴があります。このポストには取集時刻が記載されていませんでした。

アムステルダム市内で見かけた無集配郵便局です。これはTNTとING BANKのジョイントベンチャーとして設立したものでポストカントーレンと呼ばれています。
月曜日〜金曜日は9:00〜18:00、土曜日は10:00〜13:30に営業している旨案内されています。 ビジネスポイントと言って、ポストカントーレンより営業時間が長く、大口顧客用サービスに関する相談窓口も行っています。平日の営業時間は7:30〜18:30と案内されています。

アムステルダム市内で見かけたPost Office Amstelveen Nieuw Loopveld という無集配郵便局です。 局内の風景です。中にはPost Bankコーナーも設置されています。 真中のディスプレイには、窓口の順番を示す番号札ナンバーが掲出されています。

アムステルダム市内で見かけたKabelweg Post Officeという集配郵便局の中に設置されている私書箱です。 各私書箱に誤配達された郵便物を差し入れる投函口です。 料金別納など大口郵便物の差入口です。

アムステルダム市内で見かけた配達用バイクと配達員です。 両サイドには郵便物を入れる大きなバッグが掛けられています。 上に挟んでいる郵袋は大口配達用のものです。

Kabelweg Post Officeの駐車場に駐車されていた集配車両です。 左サイドから見たものです。左サイドには窓がありません。 右サイドから後部の状況です。後ろのドアは観音開きになっています。

Kabelweg Post Officeの駐車場に駐車されていた大型の集配車両です。 左サイドから見たものです。大型車両はビジネス地域や小包配達用に使われます。 右サイドから後部の状況です。後ろのドアは1枚扉になっています。

☆ コメント

@ 取集は1日1度が一般的であり、取集担当者は、取集すると次回に取集する曜日に中央の曜日を入れ替えることで、利用者は取集日時をチェックして投函することができます。「Volgende lichting」とは「次回の取集」という意味です。

A 二口ポストは、自地域と他地域に分けており、区分機のなかった古い時代の日本の二口ポストと同じです。

B 人口密集地には、差入口二口のポストを二基併設しています。

C 頻繁にタバコ等が投げ入れられるポストは撤去することとしています。

D 大晦日に花火で遊ぶ習慣があるため、ポストに投げ込まれないように差入口専用の蓋があります。

E 個々のポストの中にはバーコードが貼られており、取集担当者が端末機でバーコードをスキャンすることにより、取集時刻などの品質管理等を行っています。

F ポストの設置基準は、人口5,000人以上の居住者のいる地域には、半径500m以内に1つの郵便ポストが義務付けられています。人口5,000人以上の居住者のいる地域以外については、2.5km以内に1つの郵便ポストを設置することとしています。もし郵便ポストの設置場所からの取集があらゆる合理性の面において適さない場合、配達巡回を通じて郵便物を差し出す機会を提供しなくてはならないこととなっています。

G ポストは全国に18,000本(2010年度)、郵便局は2,196局(2010年度)あります。


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