世界の郵便ポスト


★ イギリス編 ★

   《ロンドンで見かけた郵便ポスト》

利用の多い二口ポストは、「ファーストクラス」と「セカンドクラス」に分けられています。イギリスでは二速度郵便による平準化をしており、ファーストクラスは翌日配達、セカンドクラスは料金を安くして3日以内の配達をしています。 取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、このポストは平日は19時、土曜日12時30分、日曜日は14時と記載されています。また、近隣で一番遅い時刻に取集するポストの位置及び取集時刻などが記載されています。 ロンドン北東120kmのイプスウィッチで見かけた集配車両です。

ウィンザー城の前の通りあった一口のポストです。 取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、このポストは平日は17時30分、土曜日11時45分、日曜日は取集しない旨記載されています。 ロンドン北東120kmのイプスウィッチで見かけた集配職員の送迎車両です。

ロンドン郊外のサビルコートで見かけた一口ポストです。 取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、このポストは平日は16時、土曜日11時、日曜日は取集しない旨記載されています。 ロンドン北東120kmのイプスウィッチで見かけた郵便輸送車両です。

ロンドンヒースロー空港内で見かけたポストと切手販売機です。 取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、このポストは平日は18時45分、土曜日11時45分、日曜日は12時45分と記載されています。 ロンドン北東120kmのイプスウィッチで見かけた郵便輸送車両です。

ロンドン市内で見かけた郵便局です。 入り口横には埋め込み式のポストが設置されています。 取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、平日は19時、土曜日12時30分、日曜日は14時と記載されています。

☆ コメント

@ 集荷は企業中心に無料で実施しており、ロイヤルメールで貸与しているファーストクラス用(赤色)とセカンドクラス用(緑色)のナイロン製の袋(25cm×30cm)に入れて差し出すこととしています。

A 利用の多い地域では二口ポストで、差入口の左側は「ファーストクラスと外国あて」、右側は「セカンドクラスあて」となっています。イギリスはファーストクラスとセカンドクラスの二速度による平準化処理を行っているため、このように分けています。二速度とは、ファーストクラスは引受地域区分局で22時までに差し立てて翌日配達に、セカンドクラスは翌日の14時までに差し立てるもので、2〜3日で配達するサービスです。

B ポストの取集時刻は最終の取集時刻が記載されており、それより晩い時間帯に取集するポストが近くにある場合はそのポストの位置と取集時刻が記載されています。

C 取集回数は、平日3〜4回
、土曜日1〜2回、祝日・日曜日は1回が一般的です。

D ポストの下に記載されている「EUR」とは、エリザベス2世女王の意味でその時代に作られたことを示しています。一般的にポストの前面下部についている文字はその時代の女王や王様の名前が刻まれており、それで作られた年代がわかるようになっています。

E ポストの郵便物差入口の高さは一般的に1,350mmであり、これは車椅子使用者の70%が利用できる高さと言われています。

F ポストの設置基準は、メトロポリタン(都市地域)は、1/4マイル(400m)につき1個、ルーラル(田園地域)はハーフマイル(800m)につき1個という基準があります。

G 防犯対策として、一時的に爆弾等を投げ入れられないように仮説的に差入口の厚さを1/2にすることがあります。

H 取集は集配局(1,400箇所)から、朝の1号便は配達担当者が、2号便以降は単独の取集便で取集しています。規模の大きいメールセンター(72箇所)では、近隣については郵便区を超えた大取集を実施しています。

I ポストは全国に115,271本(2010年度)、郵便局は11,820局(2010年度)あります。


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